投資とはなんぞや?という、本質的な部分をわかりやすく解説しています。
投資と聞くと「ギャンブル」「金儲け」「危ない」というイメージが先行してしまいがちですが、本当はそうではないということがよくわかります。
投資の本質とは?
投資の目的とは、世の中を豊かにし、そこに生きる人が幸せになること、だそうです。
これを知らないと、もうけた、損したというギャンブル要素としてしか見られず、怖い、止めるべきだという考えに至ってしまいます。
本書もAmazon prime readingで無料で読めるのでおすすめです。
対話形式なので読みやすいですよ。
では、そんな本書の中でも特に印象に残っているところをお伝えします。
自分を資産と考える
本書では、投資の本質とは自分自身も資産であると考えると教えています。
自分が健康で働く意識さえあれば、職種の差はあれど生涯給料として稼げる額がある。
その生涯稼ぐと予測される金額が、自分という資産とのことです。
そして投資とは、リスクを配分しながらするものなので、自分が日本の会社で給料を得ているなら、投資は海外のものを買うこと。
これがリスクヘッジにつながるとのことだそうです。
昭和時代のように、日本だけの超集中投資は、日本の成長が鈍化した今の時代に合わないとのこと。
海外のほうが成長する見込みは高いようです。
ここまで投資をグローバルな視野で考えたことはなかったから、面白い視点が手に入ったと思います。
株式投資とは、経営者をモニタリングする仕組み
これも言われてみれば確かにと思います。
政治家は国民が選挙で決めますが、経営者は株主総会を経て株主から見られて採点されてるわけですね。
そして、株式投資の額によって投票されている。
日本には大企業の社長となると、偉い人、独裁者というイメージがありますが、そんなことはないわけですね。
初めて知ったことですが、欧米の有名な会社の社長は、給料が株で支払われるそうです。しかも、一定期間は現金化できないという縛り付き。
こんな制度があれば、自社を成長させようと必死になりますよね。株価が下がったら、そのまま自分の資産を減らすことになるわけですもんね。
日本とは根本的に違うようです。
結局現役世代がやるべきことは?
積み立てNISAやiDeCoを使って海外の投資信託を購入すべき。
結論だけさくっとまとめるとこうなります。
しかしそれまでに投資の本質が分かるので、投資に対する恐怖はなくなりますよ。
本来投資とは、超短期のトレードで儲けるべきではないし、トレードで儲かる人は本の一握り。
基本的にどっしりと構えて、一生の目線で見ることが大事なようです。
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