ども。コピーライターの眞山です。
突然ですが、お笑いを見ていますか?テレビでも動画サイトでもいいです。
なぜこんなことをお聞きするかと言うと・・・
お笑いを見るということは、コミュニケーション能力を上げる最も手っ取り早い手段だからです。
どんなビジネスをするにしても、お客様や協力者と仲良くならなければ、スムーズには進みません。対人関係でうまくいかなくて、悩んだ経験は、多くの方が持っていると思います。
しかし、お笑いを見ることで、芸人さんの技術を盗むことができます。その技術があれば、誰とでも仲良くなるという、どんな場面でも強力な武器になりますよ!
お笑いから学ぶコミュ力とは?
子供の頃は、「お笑いばっかり見てたら頭悪くなるよ!」と親によく言われたものです。
しかし、今はそうは思いません。お笑いは老若男女問わず、誰もが見るべきだと思っています。
特におすすめなのは、自分はコミュ障だと思う方です。実は僕も、紛れもないコミュ障でした。
小学校の学芸会では、必ず「その他大勢」の役でしたし、高校のときは友達が非常に少なかったです。
人前で話すのが苦手で、検討違いのことを話したり、自分でも何を話してるのか分からなくなったこともしばしば。
しかし、いろいろなことがあって今では「コミュ力すごいですね」と声をかけて下さる方が現れるまでになりました。
コミュ力を鍛える上で良かったと思えることが、「お笑いを見る」ということです。
実は、人を笑わせようとして笑わせることは非常に難しい。しかも芸人さんが相手するのは、友達でも家族でもなく「本当に面白いんかいな?」と品定めをしに来るような赤の他人。そういう人から笑顔を勝ち取るには、綿密な計算が必要になります。もちろん数学的な計算ではなく、人間力の計算です。
お笑いを見ながら「ここが芸人さんすごいな」と感じた部分があるので、以下まとめてみました。
1.笑えるポイントは、主に3つ
人が笑うポイントはいくつかありますが、お笑い芸人さんが使う笑うポイントを大まかに分けると3つあると思います。
例え・ウソ・共感です。
例え
芸人さんのオハコじゃないでしょうか?何か小さなことでも、大げさに例えることなどで笑いを取っています。日常会話では、大食いの人をつかまえて「お前はギャル曽根か?!」と言うような感じでしょうか?
このときは、笑えるネタしか使わないことが大事です。間違えても笑えないようなことをしている人はネタにしてはいけません。ドン引きされてしまいます。
ウソ
他人が許容できる範囲のしょうもないウソのことです。僕の好きなサンドウィッチマンで、分かりやすいネタがあります。小さな旅館に来た旅行者の伊達が、女将役の富沢に部屋に案内され、富沢は伊達にお茶を淹れます。お茶を渡すときの一言「はい、アップルティー入りました」何となく笑えるウソですよね。
これもしょうもないウソというのがポイント。重いウソではいけません。
共感
分かりやすいのは、中川家。ライブで「扉で遊ぼう」という企画がありました。その名の通り、普通のドアやふすまなどいろいろな扉を用意して、「こんなシチュエーションあったよね?」と笑いを取ります。見ているこっちは「あ~、あるある」と嬉しくなり笑ってしまいます。
以上紹介した以外にも、大げさにギャップをつけるなどいろいろあると思いますが、分かりやすいポイントとしてご紹介しました。
2.オチ(自分を落とす)をつける
普段の会話の流れの中で、「ねぇねぇ、○○のラーメンうまかった?」とか「××に旅行したんでしょ?どうだった?」などと聞かれることは多いと思います。そんなとき、どう答えているでしょうか?
僕も昔は、聞かれたことに淡々と答えていましたが、イマイチ会話が盛り上がりません。盛り上がる会話というのは、人が笑えるポイントを自然に織り交ぜています。
僕が記憶に残っている笑わせた会話は、自分の結婚式の際に撮った写真を同僚に見せているときでした。
僕が見せているキリッとした写真は、実はカメラマンさんが撮るのを忘れていたカットで、カメラマンさんの帰り際に「どうも~」と一声かけたことで「あっ!そういえば新郎さんの写真撮ってなかったですね!すみません、撮らせてください!」と言われて残ったカットでした。カメラマンさんは、嫁さんはバシャバシャ撮っていたのに、僕を完全スルーしていたんです。この話は大爆笑と取りました。
人が笑えるポイントというのは、上記の流れでいえば「カッコイイでしょ」と見せているところではありません。自分の扱いがひどかったという点です。
僕の個人的解釈ですが、オチというのは自分を落とすことだと思っています。
これが、「交通事故で体の一部なくなってさ~」などと言う重い内容だったら到底笑えませんが、軽い落ちは笑えるポイント、親近感を持っていただけるポイントになります。
そういう意味では、太ってる人ってすごい得だと思います。自分の容姿をいじるだけで笑いを獲れますから。まぁ、自分のことなんですけどね!←落としてます(笑)
3.間の取り方・緩急ある話し方
ウーマンラッシュアワーのように早口をウリにする芸人さん以外は基本的に、話の間をとることや、緩急を意識しています。
「ここは大事!」というポイントは、間をとってゆっくりと、しっかり話し相手を見つめながら。
「流して聞いて欲しい」というポイントは、自分でも流して相手とも目を合わせずに。
特にオチにしたい、つまりここで笑いを取りたい!というポイントは、声のトーンや表情まで変えて、印象に残るように話します。話のうまいセミナーの講師や学校の先生も、気をつけて話を聞くと、自然に緩急をつけています。
また、ツッコミのタイミングも非常に大事。分かりやすいボケには間髪いれず突っ込まなければなりませんが、あえてイマイチ分かりにくいボケを入れたときは、お客さんにも「どういうこと?」と考えさせる間を空けています。その間が心地よい。
これはトークに慣れていないと恥ずかしくてなかなかできないかもしれません。話すことが楽になってきたら、意識的に取り入れてみてはどうでしょうか?
おすすめのお笑い芸人
僕がイチ押しなのは、サンドウィッチマンです。残念ながら吉本所属ではないので、なんばグランド花月では見ることができないんですが。。。
2008年から全国ライブツアーを行っていて、毎年DVDも出ています。
まとめ
いかがでしょうか?
僕はお笑いを夜寝る前にほぼ毎日聞いています(笑)全く自慢できることではありませんが、自然に楽しい話し方とは何かを掴んできている気がします。
仲良くなりたい人がいる!という方は特に、お笑いを見てください。
今回はこの辺で。
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