ども。コピーライターノベリストの眞山です。
前回の記事で、涙活の大切さと、そのためにボイドラを聞くことをお勧めしていました。
今回は、涙活をするに当たってお勧めのボイスドラマを紹介していこうと思います。
サークルぽすといっと「Temple of Shadows」
【STORY】 2004年。ブラジル発のヘヴィメタルバンド、ANGRAから同名のアルバムが発売された。 今作はそのアルバムのストーリーをもとに同人ボイスドラマとして物語化したものである。 十字軍の戦士シャドウが、戦いの中で見たものを経て、 やがてその意識や考えが変わっていく様を描いている。 史実に基づいた設定や概念を一つのメッセージとして物語にまとめた。
このボイドラのおすすめポイントは、まず圧倒的スケールの大きさ!
特に男性なら誰もが好き、血沸き肉躍る戦争モノです。音声だけの世界とはいえ、戦闘時の緊迫感は台詞と効果音で十分伝わります。
十字軍の兵士を主人公に描かれる中世の物語。十字軍というと、キリスト教徒がエルサレムを取り戻すために起こした戦争、くらいの認識しかありませんでしたが、様々な歴史的背景があったことが分かります。宗教的観点から見ても、歴史的観点から見ても、そのスケールの壮大さが分かります。
ストーリーは多少複雑なので、聞いているだけで分かり辛いかもしれません。そんな場合は、ブックレットのPDFデータもダウンロードできます。それを見ながら聞くと、スツと頭に入ってきます。僕はPDFデータを見なくても、何となく理解できました。
次に臨場感。
耳で聞いているだけとは思えないほど、キャラクターたちが身近に感じます。服の衣擦れや、ちょっとした息遣い、戦闘中の剣劇など、どれもその場の状況がリアルに思い描けるほど繊細な作り方をしています。趣味で作っているようなサークルさんだと、たまに「こんなクオリティかいな・・・」と思うような作品もありますが、これはプロと比べても遜色ない聞きごたえです。
さらに、時間。全編合わせると2時間以上の超大作です。下手な映画よりもはるかに長く楽しむことができます。
さらに、最も大事な涙活にふさわしい物語かどうか?確実にYESです!
少なく見積もっても、2回は泣けるシーンがあります。強調したいのは、最終話。リスナーとして「こうだといいよねぇ、でも夢か幻だよねぇ」と思い、かなりうるっと来てしまいました。どんなラストか気になる方は、ぜひ購入して聞いてみてください!
ぽすといっと 第14の物語…Temple of Shadows 1099年、エルサレム。一人の十字軍の戦士が声明をあげた…動画の音質上がりました。https://t.co/cTl67c4Ira #M3春2019 にむけて絶賛編集中です! #ボイスドラマ #十字軍 #中世 #宗教戦争 #哲学 #TempleofShadows pic.twitter.com/Oa8SjbJ9hr
— ぽすといっと@M3ス‐12a新作TOS (@postit0512) April 8, 2019
AudioDrama.JP「アンダーザブルー」
僕と君は青き世界の中で目覚めない夢をみていたんだ。
前を見ることさえできなくなった10代の男女が、お互いの傷を共有して徐々に前を向いていくことになる。
この物語は、社会のレールから蹴落とされた若者たちの怒りと哀しみに満ちた心の叫びである。
ボイドラといえば、この作品を真っ先に思い出すリスナーさんは多いはず。最も有名なボイドラじゃないでしょうか?
青春ものの最高傑作と言っても過言ではありません。声優さんの声の良さ、ストーリー、主題歌、どれを見ても無料作品とは思えないクオリティです。
爽やかそうなタイトルとは裏腹に、キャラクターたちは泥にまみれて、必死で生きて叫んでいる、そんな印象を受けます。長編ですが、最後まで目が、ではなく耳が離せませんでした。聞き終わった後の感想としては、ちょうど「あの日見た花の名前を僕は知らない」を見た後に似た印象を持ちました。
この作品も、もちろん涙活にはもってこいです。特に女性にオススメです!
劇団ねこ入玉手箱「春にとける」
これは青空の中、歌うように綴った彼女の物語だ。
【 あらすじ 】 秋宮葉流は母の勤務先の病院で一人の少女と出会う。 モノクロの廊下、床に散らばったルーズリーフ。 倒れ、看護師に連れられていく彼女の代わりにそれを拾い、 「彼女の孤独に触れた」 病室に通う『読者』の葉流 病室で綴る『作家』の冬華 “ 想いを綴る言葉は、何処から生まれて来るのだろう? ”
繊細な言葉で綴る二人の物語、オーディオドラマ「春にとける」
これも女性におすすめのボイスドラマ。繊細なセリフに、温かい登場人物ばかりで、聞いていて癒されます。
ドラマを見慣れた人なら最後のオチも何となく読めるのかもしれませんが、僕の想像とは少し違った展開で驚かされました。
どちらにしろ、最後の一瞬で息が詰まるような衝撃を受けます。
まとめ
いかがでしょうか?
移動中にできる涙活、その方法としてボイスドラマを聞くことをお勧めしました。
慣れないうちは、落ち着かないと思いますが、色々なボイドラを何度か聞いていると、満員電車の中で異世界に浸るというおかしな状況にも慣れてきます(笑)
騙されたと思って、一度やってみてくださいね!
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