ども。コピーライターノベリストの眞山です。
突然ですが、お金の知識や社会の常識は、どこで身に着けましたか?
考えてみると、これほど社会のシステムの矛盾を表すものもないように思います。
頑張って大学や大学院を出て、いろいろな資格や学位をとって、さぁ社会のために役立つぞ!と就職活動をしてみると、意外にも雇ってくれるところがない。最近のニュースで、そういった高学歴の就職難民の方が増えていると報道されています。
高学歴の意味は、いったいどこにあるのでしょうか?
お金の知識は自力で得るしかない
あまりお金の稼ぎ方ばかり考えるのは、良い印象を受けない社会の傾向があります。
しかしこれは、数学の微分積分ができるよりも、百人一首の暗唱ができるよりも、遥かに社会生活には必要不可欠な知識です。
僕の例で言えば、社会人2年目になって初めて「市民税」なるものが存在することを知りました。当時収入も多くなく、やっとこさ溜めたお金だったのに、一気に4万も5万も取られて悔しい思いをしました。
僕のように社会経験を経ても、市民税すら知らなかった人も中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか?
他にも年金や社会保障、社会保険の仕組み、不動産に関する法律や結婚資金や身内の葬儀資金など、社会に出る前に知っておいた方が良い知識はたくさんあります。
このような社会人になる前に必要なお金に関する知識の勉強を、今の学校教育では受けることができません。自分で学ぶしかありません。
しかし、大学生から一人暮らしの人など、誰からも教わる機会がないまま成長して社会に出て行く人も多いのが現状です。そんな人は、勉強には打ち込んだのに損を見てしまうわけになります。
昨年、お金に関するセミナーを受講したことがあります。そのセミナーでは、こういった知識を「MIQ」つまりマネーIQの必要性を説いていました。
MIQとはそのセミナー関係者が作った造語のようですが、こういった知識は自分で仕入れるしかありません。それをしない人は、IQがどんなに高くても、いわゆる勝ち組になることは難しいのです。
よくキャッシュフローゲームに参加すると、経済の動きが分かって面白いと聞きます。僕もそのうち参加しようと思っていますので、それでも有益な情報が得られたら公開していきますね!
コミュニケーション能力はどこで磨くのか?
それともう一つ、学校で教えてくれないがために社会に出て苦労するのは、社会における暗黙のルールやコミュニケーション能力です。
社会には、いろいろな暗黙のルールがあります。僕が社会に出たときにあったものとしては、有給休暇が、与えられてはいるが新人のうちは使わない。会社の飲み会は絶対参加。その際、先輩に挨拶周りしながら酒をついで回る。などです。
ぶっちゃけ、なんじゃこりゃ!というルールばかりです。
でも怠ると、仕事でミスをしなかったとしても、先輩方からの心象が悪くなり出世が遅れるなど、遠い意味で評価につながってきます。
でも、これはまだ良い。ルールは知れば守ることができます。
一番改善が難しいのは、コミュ力
コミュ力は、大人になってから「直せ」と言われてもなかな直るものではありません。
さらに、正解というものもありません。
コミュ力に関していえば、当然ながら有名大学の大卒といえども高卒にも劣る可能性があるのです。学歴は全く関係がありません。
社会に出て、東大生は営業をやってはいけないと聞いたことがありますが、なるほどと思い当たる節があります。僕の人生の中で東大生や東大卒の方に何度かお会いしたことことがあります。非常に頭の回転が速くてどんな問題でもすぐに解いていましたが、周りに人が集まっているのは、あまり見たことがありません。
あくまで僕の偏見なので、当てはまらない方には大変申し訳ないのですが、一般的に頭がいいと言われている、頭の回転が速かったり、知識が豊富にあったりという方=コミュ力もある、ということにはならないような印象を受けます。
社会人のコミュ力向上は、自分で改善するしかない!
コミュ力をつけるという意味では、学生の内は大学よりも専門学校の方が身に着くでしょう。
専門学校は、学生を就職させることが目的なので、そういった社会に出て必要な知識やマナーはもちろん、面接対策などもしてくれるところもあります。この面接対策のときに社会に求められるものとは何かを学ぶことができます。
しかし社会に出てからは、自力で磨き上げるしかありません。
こんな記事を書いている僕も、社会に出たてのときはコミュ力などまるでありませんでした。しかし様々な失敗を繰り返して、今は「コミュ力すごいですね」と言ってくださる方も現れるほどになりました。
しかし社会で失敗をする前に、コミュ力を身に着けることが一番いいことは言うまでもありません。
そのためにはどうすればいいんでしょうか?
社会人のコミュ力向上方法とは?
僕は、実践しかないと考えます。
つまり、自分でコミュ力を磨く場を作るんです。
コミュ力のテクニックなどは、本やネットを通じて吸収できます。しかし経験は、自分で作るしかありません。
他人とのコミュニケーションを繰り返す場を作るんです。
このときのポイントは、気ごころ知れた友人とは全く関係のない人との交流を繰り返すことです。友達との交流は、コミュ力を磨くことにはつながりません。
自分の言動や行動は、他人にとってはどのように受け取られるのか、どのような言動や行動が好かれるのか、時間はかかると思いますが、少しずつ身に着けていくことが良いと思います。
そういった場を作るためには、最近流行りだした朝活や昼活に参加するのが手っ取り早いです。セミナー情報.comなどで情報を検索することができます。
しかし一番のおすすめは、サークル活動です。以前の記事で、サークルにはどんなメリットがあるかをまとめました。
まとめ
この記事でお伝えしたかったのは、社会に出て必要とされる知識は、学校では教えてくれない。自分で得るしかないという厳しい現実です。
自衛のための社会勉強も、早いうちから考えてくださいね!
こんばんは。
この記事は本当にすばらしいと思います。
コミュ力に自信のない学生や社会人にぜひ読んでもらいたいと感じています。
私自身今でもコミュ力に自信があるとは思えませんが、
全然気になっていません。・・そこが問題なのですが(^^;
とにかく若いうちに本当の生きる力を身に着けないと、行く末は悲惨です。
普通は誰も教えてくれません。自分で身につけるしかないですよね。
takafumiさん
コメントありがとうございます。
返信が遅くに失礼しました。
今の学校教育の実用性のなさは高校のときから感じていました。
あのとき学んだことの半分以上は、今の仕事で活かせていません。
しかし社会に出て必要なことは、教えてくれませんでした。
この矛盾を解決する手段を考える社会に、早くなって欲しいものです。