ども。コピーライターノベリストの眞山です。
コピーライターと名乗りながらも、音声コンテンツの話題を配信しています(笑)
というのも、音声の魅力に気付いている人が少ない今が、参入するならチャンスと感じているからです。
僕がそれを強く感じるようになったキッカケは、僕が運営していたサークルでの経験からです。
ボイスドラマ制作サークルを運営していた
僕は2010年から2015年にかけて、ボイスドラマ制作サークルを運営していました。
ボイスドラマとはその名の通り、声優の台詞・効果音・BGMだけで構成される、音だけのドラマです。今までに、10本以上のボイスドラマを配信しています。
ボイスドラマは極端に高価な機材も必要なく、手軽に作れるため、素人でも多少知識や技術のある人が集まれば、かなりクオリティの高い作品を作ることができます。
設立のキッカケ
サークル設立前の僕は、脚本や小説を書きたくてウズウズしていました。もちろん書くだけなら一人でもできますが、それだけでは嫌だったんです。
「せっかく書いた脚本を、何らかのカタチにしたい!」と考えて、たどり着いた結果が、ボイスドラマの制作でした。
最初から音声の魅力を知っていたわけではありませんが、知れば知るほど面白かく、しかもメリットが盛沢山ということに気付いたんです!
音の面白さ
では、音の魅力とはどこにあるんでしょうか?
あまり考えたことがない方がほとんどだと思いますが、僕たちは知らず知らずのうちに、毎日何らかの音によって心動かされたり、意思決定したりしてるんです。それを意識しながら一日過ごしてみると、思わぬ発見があるかもしれません。
どんな形で、音は僕たちに影響を与えているんでしょうか?
潜在意識に働きかける
「初めての〇〇〇」
この文章を見て、何か思い浮かぶことはありますか?もしこれだけで思い浮かんだとしたら、よほどその企業のCMがうまくできている証拠です。またはこのサービスを実際に使った方かもしれませんね。
これは、金融会社アコムのCMのキャッチフレーズです。
では、どうやってこのフレーズを思い浮かべましたでしょうか?おそらくあなたは、音楽にのってこのフレーズが流れているテレビ画面を思い起こしたと思います。
これが音の力です。大して興味を持っていない人の記憶にも、鮮烈にその存在を刻んでしまうんです。
このように、自社の特徴や企業名を、短い音楽にキャッチコピーを乗せて作られる宣伝媒体を、サウンドロゴと言います。
アコムのサウンドロゴは、印象に残るCMとしても定評があります。
2016年7月にマイナビ学生の窓口が大学生男女約400名に聞いた「印象に残るCMソング」では「リズム感がいいから耳に残る(男性/19歳/大学2年生)」「インパクトのあるリズムだから(男性/19歳/大学1年生)」などの回答がありました。
ferretより
僕は金融屋さんのお世話になったことは一度もないし、これからもそうそうないと思います。でも覚えてしまっています。
もし、この先いつか金融屋さんに行かなければならなくなったときに、どこにしようか?と考えます。すると、「あ、そういえば、あのCMで初めての〇〇〇って歌ってたな。初めてだから、ここに行ってみようか・・・」という考えに至りやすくなります。
この思考に至らしめることが、この企業の狙いです。まさに新規顧客獲得のために作られたサウンドロゴ。
想像力を掻き立てる
実はこれが一番音の面白いところ。
ボイスドラマを聞いてもらうと分かりやすいと思います。
セリフと効果音とBGMだけで作られるドラマなので、まさに情報は音しかない。でもドラマなんです。
なぜドラマなのか?
リスナーは音を聞きながら、その情景を想像しているからです。リスナーの脳内で、そのドラマは展開されていくんです。
僕がボイスドラマを作っていたときは、この想像力をできるだけ使って、どうやってリスナーをハラハラさせるか?と面白がりながら作っていました(笑)
例えば、こんなシーンがあったとします。
正義の味方「お前を倒し、平和をつかむ!」
悪者「そんなことはさせん!返り討ちにしてやる!」
※時代背景とかは、ご想像にお任せしますw
効果音:激しく交わる剣の音。やがて、何かを切り裂く音!その直後、人が倒れる音。
台本だとこんな感じです。リスナーは、聞きながら「決着がついた?どっちが勝ったんだ?」とハラハラします。二人が言い争いをしているまでは想像がつきましたが、その後の効果音だけでは、結果が分からないんです。
この後例えば
なんてベタなセリフが入れば、初めてリスナーは「あ、正義が勝ったんだ!」と知ることができます。
これが映像だと、見ただけですぐに勝敗が分かってしまいますよね。
ラブシーンでもこの技は使えます。
男「いいだろ、キスさせろよ」
女「そんな、だめよ・・・あっ」
最後の「あっ」がポイントですね(笑)このあと沈黙が入ります。この男女は、今現在どうなっているんでしょうか??
やはりリスナーは聞きながら想像してしまいますが、その想像が果たして合っているのか。この次の展開が入るまで、ハラハラしっぱなしです。
ここが音の面白いところです。想像力のみだから、映像とは違う方法でリスナーの感情を揺さぶることができるんです。
ビジネスで使用する音声コンテンツに置き換えると、見込み客へ与えるインパクト増加に役立たせることができます。
あなたがwebラジオ番組を配信し始めたとすると、あなたの番組を聞いているリスナーは、あなたがどんな顔をしているのか分かりません。しかし、あなたとセミナーや交流会で実際に会ったときに「あのwebラジオ番組で話している人は、こんな人だったんだ!」と、非常に強く印象に残ります。
内容が良いものであれば、リスナーはさらに好印象を抱くはずです。
まとめ
いかがでしょうか?音って面白いし、意外にすごい力を秘めていますよね。
音声コンテンツも配信できるようになると、思わぬ宣伝効果が得られるかもしれません。
次回以降、音声コンテンツについてさらに詳しくお伝えしていきますね!
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